待機児童、3年連続増加 過去2番目の26万人
保育所への入所を希望しながら定員オーバーなどで利用できない待機児童が、平成22年4月1日現在で2万6275人(前年比891人増)となり、3年連続で増加したことが6日、厚生労働省の調査で分かった。過去最高の15年(2万6383人)と同水準。
待機児童の増加に歯止めがかからない現状について、厚労省は、「経済情勢の悪化で就職を望む女性が増え、需要が供給を上回った」と分析している。
調査結果によると、0~2歳が2万1537人で待機児童全体の82.0%を占めた。地域別では、首都圏、近畿圏の7都府県とその他の政令指定都市・中核市で全体の84.1%を占めた。新潟県など10県ではゼロだった。
保育所の総定員数は前年比約2万6千人増の215万7890人となっており、供給が需要に追いつかない状況を裏付けた。
政府は3歳未満児の保育所利用割合を平成26年度末までに35%に引き上げる計画だが、前年比1.1ポイント増の22.88%にとどまった。
待機児童数は、保育所定員増もあり、15年をピークに減り始め、19年に1万7926人となったが、20年以降は再び増加に転じた。
■最も多いのは2年連続となる横浜市で1552人、次いで、川崎市が1076人、札幌市が840人、東京・世田谷区が725人、名古屋市が598人となっている。
★マニフェスト原理主義の小沢氏は、代表選で子供手当を約束通り2万6千円にすると主張しているが、保育所の充実が先だろう。
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コメント
横浜市民さん
コメントを有り難うございます。
>申込者数による待機児童の割合や比率で分かると参考に……
仰るとおりです。
でも、割合や比率はともかく困っている若い親御さんが多いことは確かでしょう。
子供手当ではなく、保育所を増やすことには、ばら撒きの批判は出ないと思います。
投稿: 大滝三千夫 | 2010/09/07 23:36
横浜市は数字的に群を抜いていますが、面積も広く人口も多いので、申込者数による待機児童の割合や比率で分かると参考になりそうですね。私の住む、青葉区は市内でも待機児童の数も比率もかなり高いような気がします。
投稿: 横浜市民 | 2010/09/07 09:10