平城宮跡で光と灯りのフェア 光の美漂う古代ロマン
平城遷都1300年祭の主会場、平城宮跡会場(奈良市佐紀町)をさまざまな明かりで彩る光と灯あかりのフェアが20日、始まった。訪れた人たちは、夕暮れの会場を彩るろうそくやオブジェ、花火などの輝きに見とれていた。
午後7時ごろ、ライトアップされた大極殿の前庭で、約1万本のろうそくをともす燈花会とうかえが始まると、古代にタイムスリップしたような不思議な雰囲気に。
大極殿南の朝堂院では、満月のように白く輝くバルーンが浮かび、日英の現代美術家による光のインスタレーション、一般公募の光のオブジェなど会場に並んだ作品群を、観光客らが楽しんだ。
フェア開幕宣言の式典に続き、午後8時には大極殿のバックに光跡がせんとくんの似顔絵を描き出す花火が打ち上がった。サプライズに、子供たちから歓声が上がった。
■27日まで、午後6時半~9時。
交流広場ではかき氷や金魚すくいなどの夏の夜市が開かれるほか、22~26日午後7時からはLED/発光ダイオードで飾った古代衣装の行列、27日午後6時からはバサラ祭りの演舞などがある。
■問い合わせはコールセンター 0762 25 2010
インスタレーション installation
《取り付け、設置の意》現代美術の手法の一。作品を単体としてではなく、展示する環境と有機的に関連づけることによって構想し、その総体を一つの芸術的空間として呈示すること。また、その空間。(デジタル大辞泉)
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