金正日総書記、胡錦濤主席に金ジョンウン後継を説明
複数の中朝関係筋は31日、北朝鮮の金正日総書記が5月上旬に訪中し、北京で中国の胡錦濤国家主席と会談した際、自身の三男金正雲/金ジョンウン氏の後継体制構築について説明していたと明らかにした。
金総書記は8月30日までの中国訪問で、「(友好関係を)代を継いで強化発展させる」などと発言。
異例の今回の訪中では、9月上旬に招集される朝鮮労働党代表者会を控え、後継体制に関する中国の理解と支持を確認することが目的の一つだった可能性がある。
5月の首脳会談での後継問題をめぐるやりとりは当時、中朝の国営メディアの報道や中国による日米韓など関係国への説明には含まれていなかった。
5月の首脳会談で中朝両国の内政状況を相互に説明した際、金総書記がジョンウン氏への後継体制構築が既定路線として進んでいることに触れた。
これに対し胡主席は、北朝鮮の後継問題への直接の言及は避け、中朝の伝統的な友好関係を、「子孫代々伝えることは、中朝双方の共同の歴史的責任だ」との趣旨の表現で応じたという。【北京共同】
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