« 福岡県議4人、政務調査費で官能小説を購入していた | トップページ | 青木宣親、通算1千安打 イチローに次ぐスピード達成 »

2010/07/06

梅棹忠夫氏、死去「文明の生態史観」「知的生産の技術」

国立民族学博物館創設者として、民族学、比較文明論で幅広い業績をあげ、思想家、文明批評家としても知られる同博物館顧問で京都大学名誉教授の梅棹忠夫氏が3日、老衰のため、大阪府内の自宅で死去した。享年90。

Photo_41943年、京都帝国大学理学部動物学科を卒業。大阪市立大学助教授、京大人文科学研究所助教授を経て69年同教授。74年から93年まで初代民博館長を務めた。

大阪市大助教授時代、文明の生態史観序説で、日本と西欧の文明が平行進化をたどったとする独創的な世界史モデルを展開。唯物史観の影響が強かった当時の学界・論壇に衝撃を与えた。

また資料の整理法や読書術などをまとめた知的生産の技術は、戦後を代表するベストセラーとして、研究者だけでなく一般市民にも大きな影響を与えた。

88年仏パルム・アカデミーク勲章コマンドゥール章。91年文化功労者、94年文化勲章。99年勲一等瑞宝章。

|

« 福岡県議4人、政務調査費で官能小説を購入していた | トップページ | 青木宣親、通算1千安打 イチローに次ぐスピード達成 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 梅棹忠夫氏、死去「文明の生態史観」「知的生産の技術」:

« 福岡県議4人、政務調査費で官能小説を購入していた | トップページ | 青木宣親、通算1千安打 イチローに次ぐスピード達成 »