柳家小三治さん、落語協会会長に
古典落語の第一人者として活躍している柳家小三治が、落語家でつくる最大の団体の落語協会の新しい会長に就任し、「落語ブームに甘えず、肝心の落語のレベルを上げていくように努めたい」と辛口の抱負を述べた。
浅草で25日に開かれた落語協会の総会で決まったもので、会長を2期4年間務めた鈴々舎馬風れいれいしゃ ばふうに代わって柳家小三治が新しい会長に就任した。
小三治は、東京生まれの70歳で、滑稽噺や人情話を中心に古典落語の本格派として人気を集めている。
最近の落語ブームもあって、落語協会に所属する落語家は過去最大の318人に上るが、25日の記者会見で小三治は、
「ブームに乗ってイベントに趣向を凝らすばかりでは、いつか飽きられる。一人ひとりの落語家に、肝心の落語のレベルをもっと上げてもらうよう努めたい」。
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