スイス、モスクの尖塔建設を禁止 国民投票で可決
29日にスイスで実施された国民投票で、モスクの尖塔(ミナレット)の建設を禁じる憲法改正案が賛成多数で可決された。投票率は50%を超え、スイスでは高い投票率となった。
右派政権党の国民党が、「イスラム系住民はスイスのイスラム化を進めており、ミナレットはその象徴」などと不安をあおった結果、57.5%が建設禁止に賛成した。
イスラム諸国からは反発の声が出ており、関係悪化につながる懸念がある。
国民投票の結果、スイスでは今後、尖塔の新規建設ができなくなった。宗教施設の建設を憲法で制限するのは世界的にみても異例。
スイス政府は声明で、「既存のミナレットは維持でき、イスラム教の信仰を続けることも可能だ」と訴えるが、地元テレビは「スイスが極右の国であると評価されかねない」としている。(NIKKEI・他)参照
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