文化庁メディア芸術祭、サマーウォーズが大賞 細田守監督
ゲームやアニメ、マンガ、アートの優れた作品を顕彰する文化庁メディア芸術祭各賞が3日発表され、アニメーション部門でサマーウォーズ、マンガ部門でヴィンランド・サガ(幸村誠)、アート部門でgrowth modeling device(デイヴィッド・ボーエン)、エンターテインメント部門でミュージックビデオ日々の音色(ナカムラマギコ、中村将良、川村真司、ハル・カークランド)がそれぞれ大賞に選ばれた。
またゲームクリエーターの宮本茂(任天堂)が功労賞、7月に亡くなったアニメーターの金田伊功(スクウェア・エニックス)に特別功労賞が贈られた。
同芸術祭は13回目で、4部門に世界54カ国・地域から過去最高となる2592の作品の応募があった。
サマーウォーズは、天才的な数学力を持つ内気な高校生・小磯健二が、憧れの先輩の実家の大家族と協力して、インターネット世界から生じた世界的な危機を救うストーリーで、細田監督は06年の時をかける少女でも大賞を受賞している。
ヴィンランド・サガは、11世紀の北欧を舞台に、バイキングに父を殺され復讐に燃える少年の冒険と成長の物語。
growth modeling deviceは、空間表現技術「インスタレーション」に動きを持ち込んだ。
日々の音色は、複数の映像が連動しながら人と人のつながる気持ちを表現するミュージックビデオになっている。
・授賞式は10年2月2日
・受賞作は10年2月3~14日、六本木の国立新美術館で無料公開される。
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