人類最古・ラミダス猿人の全身骨格 エチオピアで発見
約440万年前の人類、アルディピテクス・ラミダス(ラミダス猿人)の全身像を、世界10カ国の科学者で構成する研究者グループが復元し、2日付の米科学誌ネイチャーで発表した。
研究グループは1994年にエチオピアで見つかった化石を元に、全身像を復元。頭蓋骨や歯、骨盤、手、脚などの化石からメスの個体と見られ、アルディと名付けられている。
身長120cm、体重50㌔ほどで、脳の大きさはチンパンジーほど。
歯の形状から、主に植物や果物、小動物を食べていたと考えられている。
これまでに全身像が復元されているのは、エチオピアで見つかったアウストラロピテクスのルーシーで、約320万年前のもの。今回の復元はルーシーから更に、100万年以上も遡っている。
研究グループの米カリフォルニア大学バークレー校、ティム・ホワイト氏は、「チンパンジーでも現生人類でもない化石で、人類最古の姿といえる」と話している。
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