大岡信ことば館、オープン 言葉の可能性を多彩に探る
折々のうたの大岡信さんの活動を通じて言葉の可能性を探る大岡信ことば館が5日開館するのに先立ち、三島市文教町の同館で4日、招待客向けの内覧会とレセプションが開かれた。
約250人が訪れ、大岡さんの詩の原点である旧制沼津中学時代の同人誌などに見入っていた。2階展示室では、大岡さんの詩をモチーフにした立体作品も展示。
春のためにという詩に想を得た作品は、細長い布を何本も並べることで、詩がイメージした沼津の千本浜を表現したという。
螢火府という作品は、詩の言葉をそのままオブジェにした。
レセプションには、詩人の谷川俊太郎さんも駆けつけ、同館の展示について、「楽しもうという気持ちが出ているのが、普通の文学館とは違う特徴」と挨拶。その後、女優の白石加代子さんらによる詩の朗読や能の上演が行われた。
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