三重県の桑名市博物館は28日、江戸時代後期の老中松平定信(1758~1829年)が描き、行方が分からなかった紅梅叭々鳥(ははちょう)を78年ぶりに発見したと発表した。
9月5日から桑名市博物館で開く松平定信展で展示する。同館によると、作品は1928年開催の没後100年記念展覧会に展示。その3年後に売りに出されて以降、行方が分からなくなっていた。
美術商から購入したという桑名市の男性から7月に連絡があり、博物館の学芸員が確認した。
松平定信は日本画もたしなみ、文化人としても著名だが、現存作品は少ないという。〔共同〕
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