オニオオハシの巨大なくちばしは、体温調節機能
南米に生息する鳥オニオオハシの巨大なくちばしは、微細な血管を通じ、体内の熱を逃がすラジエーターの役割をしていることが分かった。
ブラジルの研究チームが26日までに、背中や目の周囲、くちばしの根元と先端の温度を赤外線カメラなどで調べ、米科学誌サイエンスに発表した。
オニオオハシのくちばしは、身体の表面積の30~50%を占め、鳥類の中で最大。
なぜそんなに大きいのか、その謎は18世紀後半から学者の関心を集め、性的なアピールや威嚇、果実の皮をむく道具など、諸説が発表された。
今回の調査の結果、オニオオハシはくちばしの血管網への血流量を調節でき、暑くなると放熱することが判明。
この放熱機能はゾウの大きな耳に匹敵することが確認された。(時事)参照
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