農水ヤミ専従問題;中央執行委長ら労組幹部退任へ
農水省の違法な組合活動/ヤミ専従問題をめぐり、全農林労働組合の福田精一中央執行委員長は15日、同省で記者会見し、「国民の視点が欠落していた。心からおわびする」と陳謝した。
その上で、責任を取って来月1日の定期大会で辞任する意向を明らかにした。中央執行本部の副委員長と書記長、各地方本部の委員長もそれに続いて退任するという。ヤミ専従を行っていた期間中に国から支給された給与は返還させる。
一方で、該当者には返納相当額を全農林が補てんする考えも示した。
農水省では長年にわたり、全農林によるヤミ専従や就業時間中の労使交渉が慣行として行われてきた。
こうした問題に世論の批判が強まり、同省の「無許可専従問題に関する第三者委員会」がこの日、ヤミ専従などの常習者が198人に上るとの調査結果をまとめたのを受け、組合は首脳部の総退陣に追い込まれた。(時事)参照
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