見切り販売制限で、セブンイレブンに排除措置命令 公取委
コンビニエンスストア最大手のセブン―イレブン・ジャパンが、消費期限が近づいた弁当などをフランチャイズチェーン/FC加盟店が値引きして売る見切り販売を不当に制限したとして、公正取引委員会は22日、独占禁止法違反(優越的地位の乱用)でセブン―イレブンに排除措置命令を出した。
排除措置命令は、見切り販売を可能にするガイドラインなどを整備するよう求めている。
セブン―イレブンは、見切り販売は価格競争や売り上げ低下を招くなどと主張したが、公取委は価格の決定権が、FC加盟店側の経営判断にあると認定したうえで、30~40店で「値下げ販売を制限された」との証言を得て独禁法違反を確認した。
コンビニ業界で定着している全国一律的な定価販売のあり方に大きな影響を与えそうだ。
井阪隆一社長は同日夕、本社で記者会見し、審判を請求するかについて、「弁護士や加盟店オーナーなど第三者の話を聞いて、排除命令を受け入れるかどうかを含めて慎重に検討していく」と語った。(NIKKEI)参照
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コメント
>セブンイレブン本社は、本質的な改革を行うべき……
店舗や国民の立場の弱さや暗愚の上に成り立っている「権威のようなもの」が崩れていくのは痛快です。
「権威」も最早そのままではいられないでしょう。
今、イランでは国民がハメネイ師に対して激しい抗議行動を起こしています。
つい一週間前には考えられなかったことでしょう。
武力で弾圧しているようですが、大きく国柄が変わるような気がします。
中国のように、大衆が立ち上がっても結果的に軍隊の前に沈黙してしまうこともありますが……。
投稿: 大滝三千夫 | 2009/06/23 12:41
> 管理人様
この命令後、セブンイレブン本社の会見を見て驚きました。値下げを認めない理由が、極めて抽象的、かつ曖昧な内容しかなかったからです。これでは、排除命令を受けるのは当然ですし、セブンイレブン本社は、本質的な改革を行うべきでしょう。
投稿: tenjin95 | 2009/06/23 05:55