本屋大賞:湊かなえさんの告白

全国の書店員が一番売りたい本を投票で選ぶ第６回2009年本屋大賞が６日発表され、湊みなとかなえさんの小説告白（双葉社）に決まった。デビュー作での本屋大賞受賞は初めて。

07年12月１日～08年11月30日に刊行された日本の小説が対象。
全国の書店員411人が売りたい本３作を投票、上位10作品の中から、356人による２次投票で選ばれた。

★湊かなえさんは広島県出身、武庫川女子大学家政学部卒。兵庫県在住。
告白は、幼い娘を失った中学教師の復讐を描く連作ミステリー小説。

第1回本屋大賞には、『博士の愛した数式』(小川洋子)、
第2回大賞には『夜のピクニック』(恩田陸)、
第3回大賞には『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』(リリー・フランキー)、
第4回大賞は『一瞬の風になれ』(佐藤多佳子)、
第5回大賞は『ゴールデンスランバー』(伊坂幸太郎)

第六回本屋大賞の投票結果は以下の通り

順位	作品名	著者名(敬称略)	出版社
1位	告白	湊かなえ	双葉社
2位	のぼうの城	和田竜	小学館
3位	ジョーカー・ゲーム	柳広司	角川書店
4位	テンペスト	池上永一	角川書店MM
5位	ボックス!	百田尚樹	太田出版
6位	新世界より	貴志祐介	講談社
7位	出星前夜	飯嶋和一	小学館
8位	悼む人	天童荒太	文藝春秋
9位	流星の絆	東野圭吾	講談社
10位	モダンタイムス	伊坂幸太郎	講談社