名倉正博防衛医科大教授、それでも僕はやってない
小田急線の電車内で06年、女子高生に痴漢をしたとして、強制わいせつ罪に問われた被告の名倉正博防衛医科大教授(63起訴休職)の上告審判決で、最高裁第三小法廷(田原睦夫裁判長)は14日、懲役1年10月の実刑とした一、二審判決を破棄。
逆転無罪を言い渡した。名倉正博教授の無罪が確定する。
痴漢事件で最高裁が逆転無罪を言い渡したのは初めて。
同小法廷は満員電車内の痴漢事件について、
「客観的な証拠が得られにくく、被害者供述が唯一の証拠である場合が多く、特に慎重な判断が求められる」と指摘し、痴漢事件の審理のあり方を初めて示した。
同種の事件の捜査や公判に影響を与えそうだ。
判決は五裁判官中3人の多数意見。名倉正博教授は捜査段階から一貫して否認し、公判でも無罪を主張していた。
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