谷川俊太郎・倉本聰ら、グーグル書籍検索の和解案拒否
著作権管理団体である日本ビジュアル著作権協会は25日、同協会に所属する著作権者の約半数にあたる174人の作家らが、米グーグルが進める書籍データベースへの収録をめぐる和解案から離脱すると明らかにした。
同協会によると、離脱を表明したのは詩人の谷川俊太郎、脚本家の倉本聰、詩人・作家のねじめ正一ら。
「和解案の公表から回答期限まで2カ月強と短すぎる上、日本の著作権者の意見は全く入っていない。必要なら今後、別の訴えを起こす」
JVCA日本ビジュアル著作権協会JAPAN VISUAL COPYRIGHT ASSOCIATION
グーグルの書籍データベース事業をめぐっては、米作家らが集団訴訟を起こした結果、閲覧サービスによる収入の63%を著作権者に支払うことなどで、昨年秋に和解が成立。
著作権の国際条約により、日本もその対象に含まれるため、日本の著作権者も和解案を受け入れるかどうかを、5月5日までに判断する必要がある。(NIKKEI)
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