マンガ大賞2009、末次由紀のちはやふる
書店員らを中心に一番読者に薦めたいその年一番のマンガを選ぼうと創設されたマンガ大賞2009の授賞式が24日、ニッポン放送で行われ、大賞に末次由紀さんのちはやふる(講談社「BE・LOVE」連載中)が選ばれた。
末次由紀さんは授賞式には欠席し、「賞など無縁のこれまでだったので、いまだにマンガ大賞を受賞しことが信じられません」と喜びのコメント。
授賞式には代理でちはやふるの担当編集者が出席、昨年の大賞作品岳(小学館「ビッグコミックオリジナル」連載中)の作者、石塚真一さんから大賞を受け取った。
石塚真一さんは、「去年(大賞を)いただいて僕もすごい励みになった。お互いこれからも頑張りましょう」と末次さんにメッセージを送った。
天性の聴力を持つ少女、綾瀬千早が競技かるたに魅せられるなかで、恋や友情、別れを経験し、成長する姿を描いている。現在、コミックスは4巻まで発売され累計60万部を発行している。
マンガ大賞はマンガの直木賞を目指し08年に創設された。
2回目となる今年は、08年1/1~12/31に単行本が出版され、通巻8巻以内のマンガが対象。
書店員やタレント、アナウンサーなど89人の選考員がそれぞれ最大5作品を推薦し、計178作品の中から投票数の多かった上位10作品を大賞にノミネート。
選考員が10作品の中からそれぞれ選んだ上位3作品にポイントを与え、集計数が一番多かった作品が大賞となる。
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