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ニコライ・モロゾフに聞く 織田信成&村主章枝&安藤美姫

全日本フィギュアスケート選手権男子で初優勝した織田信成と、女子のフリー1位で総合2位に入った村主章枝を今季から指導するニコライ・モロゾフ・コーチ。安藤美姫の指導は3季目。3人について語った。

村主章枝について

Photo_3――村主の低迷からの復活。一体何を変えたのか。

「今夏指導を始めた時、私に変革を期待していた。私の見方は違った。何も変える必要はない。あなたは過去何度も世界選手権に出て、素晴らしい滑りをした。自分の中にある以前の滑りを引き出せと言った。彼女は非常に驚いて、ジャンプが問題だと訴えた。問題はジャンプの難度不足でなく、きちんと決められていないことだ。私は、世界選手権に行きたいなら、完璧な演技をして、他がミスをするのを待てと教えた」

――その通りになった。

「彼女は、周囲が3―3回転連続ジャンプなどを跳び、自分には出来ないため、パニックに陥っていた。出来ないことをしようと躍起になると混乱する。問題は準備の仕方だった。焦るあまりに演技に以前の豊かな感情も込められなかった」

織田信成について

Photo_4――織田は、4回転の失敗を悔しがっていた。

「4回転にややこだわり過ぎていると思う。4回転は他がすべて完璧で、初めて切り札となる。まず他で回転不足を取られないこと、後半2本目のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を確実に入れることだと説得した。王者としての自分を信じ、世界選手権では他選手や得点を意識せず、自分の演技に徹してほしい」

安藤美姫について

Photo_5――安藤は、直前練習で村主と衝突し、脚を痛めたが、3位に食い込んだ。

「2年前の安藤だったら、気弱になって終わっていた。しかし、今季は人間として成長し、甘さが消えた。どんな体調でも高難度の技に挑戦し、転倒しても滑り通す強さがある。言い訳をせず、演技でミスをしたのが敗れた理由と言っていた」

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◆多くの日本選手を指導しているが、提言は。

Photo_6「厳しく回転不足を取る今季の規則は、高難度に挑む選手を罰し、競技の未来のためにならない。浅田真央の2度のトリプルアクセルにしても、安藤の3―3にしても、回転不足で大幅減点され、跳ばない方がマシというのは理不尽だ。ロシア選手権では、高難度技に挑んだ選手にボーナス得点を与えるが、全日本でも一工夫あってもいい。また日本は、選手をアイドル扱いし過ぎる。長い目で人間として成長を見守る支援体制があるべきだ」((YOMIURI)

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