坂本哲志総務政務官、ここにも無神経な政治屋が…
職と住居を失い年越し派遣村に集まった労働者の働く意欲を疑問視する発言をした坂本哲志総務政務官について、政府は、坂本氏が6日に発言を撤回・陳謝したことから野党の罷免要求には応じない方針だ。
しかし、雇用情勢が急激に悪化する中での失業者への配慮を欠いた発言は、雇用問題が大きなテーマとなる今後の国会審議の火種になることは確実だ。
麻生太郎首相は同日の衆院本会議で、坂本哲志氏の発言について、「職を失い困っている人に対して不適切だ」と批判しながらも、「(坂本氏は)発言を撤回し陳謝した」と述べ、民主党の鳩山由紀夫幹事長が要求した坂本氏の更迭を突っぱねた。
年越し派遣村の労働者を、「本当にまじめに働こうとしている人たちが集まっているのか」などとした5日の坂本氏の発言を受け、官邸サイドは事態沈静化に動いた。
河村建夫官房長官は6日朝、鳩山邦夫総務相に電話で厳重に注意。総務相は「監督不行き届きだった。陳謝させる」と応じ、同日の坂本氏の謝罪会見につながった。
しかし野党は、「謝ったからいい、という事なかれ主義で済まそうとしている」(鳩山由紀夫幹事長)と批判のトーンを強めている。
雇用対策を盛り込んだ08年度第2次補正予算案の提出を今国会まで遅らせた政権の姿勢に批判が高まっていることもあり、与党内には緊張感を欠いた坂本氏の発言に不満もくすぶる。
公明党の太田昭宏代表は記者会見で、「仕事が切られる、仕事がないことがどれほどつらいことかをしっかり受け止めて対応するのが政治の役割だ」と強い不快感を表明した。
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