ノーベル賞に沸くが…日本の大学、トップ10入りなし
英タイムズ紙別冊高等教育版などは9日、08年世界トップ200大学を発表。日本からは東京大の19位が最高で、100位以内には4校。ノーベル賞の4人受賞にわく日本だが、大学では米英に水をあけられているようだ。
04年から始め、研究者による評価、論文の引用数など研究力を中心に、教育力、企業からの評価、留学生比率などで総合ランクを付けている。
1位は米ハーバード、2位は米エール、3位は英ケンブリッジ、4位は英オックスフォードで、20位までに米国が13校、英国が4校入った。
日本勢では東大のほか京都が25位、大阪が44位、東京工業が61位。トップ200入りは計10校で昨年より1校減った。
先日発表された上海交通大学高等教育研究所のランキングでも、100位以内は東大、京大、阪大、東北大の4校だった。
政府の教育再生会議は昨年6月の第2次報告で、10年以内に、国際ランキングで日本の大学が上位30校に5校は入ることを目指すとしている。
ノーベル物理学賞受賞者の江崎玲於奈茨城県科学技術振興財団理事長は、「欧米の大学では研究者は実力で評価される。研究力の違いが、ランキングにも反映したのではないか」と話している。(asahi.com)
◆日本の大学の順位(08年トップ200大学から)
東京(19)、京都(25)、大阪(44)、東京工業(61)、東北(112)、名古屋(120)、九州(158)、北海道(174)、早稲田(180)、神戸(199)
★トップ200入りは、私大では早稲田だけ。
★東工大が入っているので、同じ単科大の一橋大がランクインしても……。
★ノーベル賞といえば京大だが、名大もなかなか。
(今年の受賞者のうち3名が名大に関わり)
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