篤姫の実像に迫る、仙波市左衛門日記
NHK大河ドラマ篤姫で話題を集める天璋院篤姫が徳川13代将軍徳川家定の正室となるために薩摩から江戸に向かった道中や、薩摩藩の姫たちの動静を詳細に記述した藩士仙波市左衛門の日記などが27日までに見つかった。
江戸の薩摩藩邸にあった日記類は、幕末の焼き打ち事件でほとんどが焼失しており、記録として極めて貴重。
当時は女性についての記録も少なく、幕末史と女性史の空白を埋める重要な史料といえる。
読解が進めば、篤姫の実像に迫ることができそうだ。
群馬県高崎市の古書店名雲書店の名雲純一さんが今年、東京都内で入手。山本博文東大史料編纂所教授が鑑定した。
日記を残したのは、薩摩藩主島津斉彬の側役として、篤姫らの護衛や世話などをしていたとみられる仙波市左衛門。妹は斉彬の指示で篤姫の女中として仕え、娘も女中となった。
発見されたのは、1850(嘉永3)-62(文久2)年の断続的な日記6冊と、仙波家の由緒、市左衛門の業績書類の計8冊。
それぞれ縦約15cm、横約20cmの和紙に毛筆で書かれ、計約2000ページあった。【共同通信】から抜粋
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