ロシアのノーベル文学賞作家・ソルジェニーツィン氏、死去

ＡＰ通信などによると、ロシアのノーベル文学賞作家、アレクサンドル・ソルジェニーツィン氏が３日、モスクワの自宅で急性心不全のため死去した。享年89。

ソルジェニーツィン氏は、ソ連時代に体制を批判した著作『収容所群島』などでで世界的に知られる。スターリンを批判したとして45年に逮捕され、８年間強制収容所で過ごした経験もある。

70年にノーベル文学賞を受賞した。

74年に市民権をはく奪されて国外追放となり、米国に移住。90年にゴルバチョフ大統領（当時）の決定で市民権を回復。
94年に移住先の米国から20年ぶりに帰国した。（NIKKEI NET）ほか