新疆ウイグル自治区カシュガルで、、32人が死傷 北京五輪直前
新華社電によると、中国西北部の新疆ウイグル自治区カシュガルで4日午前8時(日本時間同9時)ごろ、国境警備に当たる武装警察部隊の詰め所で爆発が起き、武装警官16人が死亡、16人が負傷した。
2人がダンプカーで突入し、手榴弾2個を投げつけたという。2人はその後、逮捕された。中央テレビは、武装警察部隊が朝の訓練に向かう途中襲われたと伝えた。
警察当局が容疑者の背景や動機などを調べているが、8日に開幕が迫った北京五輪の妨害を狙ったテロの可能性もある。
新疆ウイグル自治区では、中国からの分離・独立を求めるイスラム過激派勢力の活動が活発化しており、当局は中央アジア諸国との国境警備を強化、テロ活動の封じ込めに乗り出していた。
昆明のバス爆破事件では、分離・独立勢力である東トルキスタン・イスラム運動と同一組織とみられる「トルキスタン・イスラム党/TIPを名乗る組織が犯行声明を出し、新たなテロを警告していた。
中国当局は同組織の事件への関与を否定しながらも、声明に関する情報収集を急いでいた。(読売新聞)
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