まばゆく輝く“厨子” 西本願寺 御影堂 50年ぶりに修復
京都市下京区にある西本願寺(浄土真宗本願寺派本山)の御影堂で、修復を終えた厨子が19日、報道関係者に公開された。
約50年ぶりの修復は金箔を張り直し、まばゆく輝く姿が再現された。厨子は幅4.1m、奥行き3.5m、高さ4.6m。江戸時代初期の制作とみられ、宗祖親鸞の木像を安置する。
御影堂の修復に伴い、今春から約4カ月かけて修理した。線香の煙ですすけて全体に黒ずんでいたが、金箔を張り直し、金具を洗った。壁面の彫刻も洗浄して剥落止めを施し、赤、白、緑色の菊の花や葉が鮮やかによみがえった。
屋根下の木部の色は当初の群青色に戻した。御影堂は今年中に修復が完了する。来年4月1日の法要の後、参拝できる。 (京都新聞)
★厨子 仏像・舎利・経巻などを安置する戸棚形の仏具。扉が両開きで、漆や箔(はく)を施したものが多い。
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コメント
>本願寺の財力、その偉大さを
この表現って、大いなる皮肉と理解していいのですか。
投稿: 大滝三千夫 | 2008/08/21 10:41
> 管理人様
凄まじい限りの厨子ですね。
本願寺の財力、その偉大さを思い知らされます。
投稿: tenjin95 | 2008/08/21 07:05