葵祭・斎王代、新調の十二単を試着 喜多川俵二さん
葵祭のヒロイン斎王代が着る十二単ひとえのうち、唐衣からぎぬと表着うわぎ、腰を覆う裳もの3点が25年ぶりに新調され、2日に京都市上京区で報道関係者に公開された。有職織物作家で人間国宝の喜多川俵二さん72が、亡父に続いて手がけた。
真新しい装束は文様がひときわ浮き立って見える。新調されたのは3代目で、色や文様は変わっていない。唐衣は薄紅に唐花、表着は新緑のような黄緑の亀甲地に花菱を織り込んでいる。550万円。
新しい装束を着用した今年の斎王代村田紫帆さん25は「感無量です。色鮮やかですごくきれいです」と話した。斎王代の装束は、喜多川俵二さんの亡父平朗さんが斎王代行列が復活した56年に王朝絵巻を参考に復元、83年に再制作した。 (京都新聞)
★葵祭 京都三大祭のひとつ
賀茂御祖神社(下鴨神社)と賀茂別雷神社の例祭で、5月15日に行われる。古くは賀茂祭、または北の祭りとも称した。平安中期の貴族の間では、単に祭りと言えば葵祭のことをさす。
20070515Aoimatsuri
| 固定リンク
コメント