平家物語ゆかりの長楽寺で火災、一遍上人像など搬出
7日午後2時半頃、京都市東山区円山町時宗長楽寺の収蔵庫から出火、木造平屋建ての屋根裏部分約80㎡を焼き、約2時間半後に消し止められた。
収蔵庫は常時公開され、一遍上人像など重要文化財の木像七体があったが、消防隊員らがすべて搬出した。損傷はないという。
古文書や工芸品など京都府や市の指定文化財も運び出された。
長楽寺の関係者によると、焼却炉で燃やしていた落ち葉の火が燃え移ったといい、京都市消防局と東山署などが調べている。〔共同〕
★収蔵庫は春季特別展のため公開中だったが、客はおらず、けが人もなかった。
★長楽寺は八坂神社の東約300m。平安時代初期に最澄が天台宗寺院として創建、室町時代に時宗に改宗したとされる。
平清盛の娘で安徳天皇の母建礼門院が出家した寺として平家物語にも登場する。
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