ノーマン・メイラーの原稿、元愛人がハーバード大に売却
昨年11月に84歳で死去した米作家ノーマン・メイラー氏と長年愛人関係にあったキャロル・マロリーさん66が、ノーマン・メイラー氏が手書きで添削を入れた原稿など7箱を、故人の母校ハーバード大学に先月売却したことが、23日分かった。
キャロル・マロリーさん66は女優で執筆活動もしており、6人目の妻ノリス・チャーチさんと結婚していたメイラー氏と83─92年に交際していた。
マロリーさんはメイラー氏と毎週1回会って文章指導を受け、その当時の原稿類を保管していた。
2人の性生活を綴った20㌻と50㌻の作品や、メイラー氏の文章指導のスクラップ、同氏のインタビュー記録、写真などが含まれている。
メイラー氏はマロリーさんが長い性描写を書くことに難色を示したが、マロリーさんは「人を愛することについて秘密や恥を抱えたくないし、セックスは恥ずべきものではない」と考えているという。
マロリーさんがハーバード大から受け取った代金は不明。ハーバード大図書館の関係者は、メイラー氏が著名作家であることと卒業生であるとの理由から、コレクションとして原稿類を買い入れたとしている。
メイラー氏自身は原稿類を、250万㌦でテキサス大に売却した。(AP)
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