奈良・興福寺の阿修羅像 東京・福岡で公開
奈良興福寺が所蔵する国宝阿修羅像が、来年3月から上野の東京国立博物館で、同7月から福岡県太宰府市の九州国立博物館で、朝日新聞社などが主催する展覧会に出展されることが決まった。
興福寺の創建1300年を記念し、奈良時代の天平文化の仏教美術を中心に紹介する特別展。
阿修羅像が東京で公開されるのは約半世紀ぶり、九州では初めてとなる。
3つの顔と6本の腕を持つ阿修羅像は仏教の守護神を表し、734/天平6年、光明皇后が母の冥福を祈って造らせた。
興福寺の阿修羅像などの八部衆像と十大弟子像(いずれも国宝)は、日本の彫刻史上の傑作として名高い。
期間中は、現存する八部衆像8体と十大弟子像のうち6体の中から計10体前後を展示する。
興福寺は江戸時代に焼失した中金堂の再建事業を進めており、2010年に立柱式を予定している。
再建事業を支援している朝日新聞は特別展を創刊130周年記念事業として、東京ではテレビ朝日と、福岡では九州朝日放送とともに主催する。
会期:東京 09年3月31日~6月7日 福岡 同7月14日~9月27日
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コメント
tenjin95様
私は、薬師寺や唐招提寺あたりの西ノ京がとても好きです。
投稿: 大滝三千夫 | 2008/04/16 12:35
> 管理人様
同じく、法相宗の大本山である興福寺と薬師寺。薬師寺は、あそこまで見事に復興されましたが、興福寺もそのようになることを祈っています。先だって興福寺に行った時には、瓦志納をしてきました。
投稿: tenjin95 | 2008/04/16 05:20