宇治 平等院鳳凰堂の国宝・方蓋 平安の輝きを復元
世界遺産平等院鳳凰堂京都府宇治市で、阿弥陀如来坐像の頭上を飾る国宝天蓋の一部が制作当時の平安時代の技法で復元され、平等院鳳翔館で18日、一般公開が始まった。6月29日まで。
古代の技法で約1千年前の色や素材を忠実に再現。
平安時代に栄華を誇った藤原頼通らが贅を尽くした輝きをよみがえらせた。
箱形の方蓋ほうがいと花形の円蓋えんがいを組み合わせた、現存する最古の二重天蓋。
研究のため、文化庁と平等院が、方蓋の北東角と南東角の2か所を約1年7か月かけて復元した。
ヒノキ製で、幅・奥行きが各65cmと89cm、どちらも高さ66cmの原寸大。
漆に朱などを混ぜた下地を塗って模様を研ぎ出し、金箔を張りつけた。
神居文彰住職は「王朝文化の巨大な工芸品を、幻の技術で復元でき、感無量」。(読売新聞)など
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