飛鳥美人5月31日から公開、キトラ古墳壁画は里帰り
文化庁は、昨年の石室解体で近くの修復施設に搬入された高松塚古墳(奈良県明日香村)壁画の一般公開を、5月31日~6月8日に同施設で行うことを決め16日、見学希望者の募集を始めた。
1300年間地中に眠っていた国内に2つしかない極彩色壁画。飛鳥美人などの高松塚壁画は、修復施設内でカビの除去などが行われている。
公開時は、施設内の通路からガラス越しの観覧となり、1回につき15人が10分程度見学できる。
観覧無料で、1日500人程度。
申し込みは往復はがきで、希望時間帯ごとに先着順で受付。締め切りは5月7日/消印有効。問い合わせ 事務局(電)006 6367 6060。
一方、5月9~25日に明日香村の奈良文化財研究所・飛鳥資料館で公開されるキトラ古墳(同村)の十二支像「寅」などの壁画も16日、奈良文化財研究所から同村に搬入され、公開に向けた準備が進んだ。
キトラ壁画ははぎ取られた全10面の壁画が16日、保管先の同研究所から専用トラックで、明日香村に運び込まれ、約3年半ぶりに里帰り。
今回、初公開される十二支像の「寅」「子」「丑」は飛鳥資料館に、修復が必要な「朱雀」などは高松塚壁画と同じ修復施設に運び込まれた。
高松塚復元展示室
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