落札は真如苑 運慶の木造大日如来坐像、一般公開へ
鎌倉時代の仏師運慶の作とみられる木造大日如来坐像がニューヨークでの競売に掛けられた問題で、百貨店の三越を通じて落札したのは東京都立川市の宗教法人真如苑だったことが25日、分かった。
真如苑は文科省で記者会見し、木造大日如来像を博物館などの公共施設に預け、公開する方針を明らかにした。
5年後をめどに真如苑の施設に移すが、一般の参観も可能にする。
会見した西川勢二総合企画部長によると、現在東京国立博物館に当面の保管と公開を要請している。
重要文化財の指定などに向けた調査・研究にも前向きに応じる。(時事)
★購入動機は、真言密教を母体とした真如苑にとって大日如来は縁が深く、開祖伊藤真乗しんじょう(06~89)が教団内で伝運慶作不動明王像に強い思いを抱いて修行をしたことから「仏縁を感じて、決意」。
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