藤田嗣治画伯の大作、構図と争闘が来日 巡回
洋画家藤田嗣治が戦前にフランスで描いた群像画の大作が到着し、1日、都内で報道関係者に公開された。藤田嗣治がパリ画壇で注目を集めた乳白色で裸婦を描く画法の集大成で、夏から全国各地で展示される。
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公開された群像画は、1928年制作の2点1組、計4点の連作。
ライオンなどの動物と男女像を描いた構図は日本で公開されたことがあるが、
肉体を激しくぶつけて争う男女をモチーフにした争闘は日本に来たことがなかった。
寸法は1組あたり縦3m、横6m。4点は92年にフランスで見つかり、藤田嗣治のアトリエがあった仏エソンヌ県が修復を続けてきた。
「ドラクロワなど西洋の群像画の伝統と日本画の筆遣いが同居した画期的な作品」エソンヌ県のアン・ル・ディベルデル文化担当官。
群像画を含むレオナール・フジタ展は7月の北海道立近代美術館を皮切りに、全国5カ所を巡回する。(NIKKEI NET)
★その後、宇都宮市、東京都、福岡市、仙台市で開かれる予定。
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