人形浄瑠璃文楽の人気演目曽根崎心中が4日、パリルーブル美術館の多目的ホールで上演された。フランスではこれまでも文楽の公演が行われたことがあるが、パリの文化の殿堂ともいえるルーブルでは初めて。
文楽の解説などに続いて、昨年フランス政府から芸術文化勲章を授与された人間国宝の吉田簑助らが、曽根崎心中のクライマックス部分を約30分間にわたって上演。
日仏の文化関係者ら約400人が、国連教育科学文化機関/ユネスコの無形文化遺産に指定された文楽の奥深さに見入った。
今回の上演は、日本とフランスが修好通商条約を締結して今年で150年となるのを記念して行われる一連の文化行事の1つ。【共同】
コメント