清水初枝&石井淑子両容疑者、相続58億円車庫に隠す
不動産業や金融業を営んでいた父親から相続した現金など計約59億3000万円を隠し、相続税約28億6000万円を脱税したとして、
大阪地検特捜部は11日、長女で不動産会社社長清水初枝(64)、四女で同石井淑子(55)の両容疑者を相続税法違反容疑で逮捕。
父親の遺産が75億円以上あったのに、約58億円を清水初枝の車庫に隠したうえ、関係法人に対する貸付金1億3000万円を申告せず相続税を免れた。
姉妹は遺産額を約16億円と申告。家族8人で相続税5億円を納付。申告手続きは両容疑者が行い、他の兄弟は申告額以外に遺産があることを知らなかったという。
清水は「忘れていた」、石井淑子は容疑を認めている。
父親は生前、金融業を足がかりに事業を展開、8社の不動産賃貸会社を大阪市内に設立。中央区などにマンションなどの不動産を所有する一方、過去には映画館などにも手を広げ資産を築いた。
相続税を巡る脱税事件ではトモエタクシー(大阪府守口市)元社長による24億9000万円が過去最高。
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