知恩院の国宝絵巻、法然上人行状絵図をデジタル保存
浄土宗は5日、総本山知恩院所蔵の国宝法然上人行状絵図をデジタルカメラで撮影、保存するデジタルアーカイブ事業を始めたと発表した。状絵図は、宗祖(1133~1212年)の生涯を、極彩色の絵と場面紹介の文章で記した全48巻の絵巻物だ。
知恩院第9世別当(住職)の舜昌しゅんじょうが後伏見上皇の勅命で、1307年から十数年かけて制作したとされる。
1巻の長さは8-13mで、全巻合わせると約550mに及ぶ。顔料の剥落など今後も劣化が見込まれることから、現状を約1億3000万画素の高精細デジタルカメラなどで記録した。
十数カ所ある補筆や塗り消しの跡を調査し、画像をインターネットで一般公開することも検討する。
2011年に迎える法然の800年大遠忌の記念事業の一環で、総費用は約1800万円。浄土宗の担当者は、「法然上人の御心を伝える史料を後世に伝えたい」。〔共同・他〕参照
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コメント
tenjin95様
いつもコメントを有り難うございます。
>先だっては職員の使い込みが発覚して揉めていた浄土宗‥‥
確かに、そういうニュースが流れていました。
組織が大きくなると、聖・俗にかかわらず、不埒者がいるものですね。
私は、京都や奈良が好きで時々出かけますが、晩年には住みつこうと思っています。
投稿: 大滝三千夫 | 2008/02/06 23:27
> 管理人様
失礼いたします。
先だっては職員の使い込みが発覚して揉めていた浄土宗ですが、このようなことに1800万円を使うというのは非常に有意義なお話で、素直に歓迎したいところでございます。知恩院は、2005年の春に初めて行き、山門に上りました。またいってみたいものです。
投稿: tenjin95 | 2008/02/06 16:48