謎の切石を取り外す 高松塚壁画発見のきっかけ
奈良県明日香村の国特別史跡高松塚古墳で文化庁は20日、石室入り口部にあり、壁画発見のきっかけになった切石を取り外した。
切石については墓碑や礼拝石、供養台などとする説があるが決め手がなく、文化庁は極彩色壁画を保管している修理施設に運び、詳しく調べる。
切石をクレーンで慎重につり上げた。表面に文字が書かれていないか赤外線などで調査した後、台車に載せて墳丘から運び出し、トラックに積み込んだ。
切石は縦横約60センチ、厚さ35センチの凝灰岩。60年代、ショウガ貯蔵穴を掘っていた村民が発見。72年に高松塚古墳を発掘して壁画を見つけるきっかけとなった。
76年の旧保存施設の建設後は、石室入り口から約5メートル離れた発見時とほぼ同じ位置で、施設の床下に保管されていた。
古墳は石室を解体搬出した後、現在は墳丘を築造当時の姿に戻す整備工事中。5月にも旧保存施設を撤去する計画。
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