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メイプルソープ氏の写真集、わいせつ物ではない

米国の写真家、故ロバート・メイプルソープ氏の写真集MAPPLETHORPEわいせつ物に当たるかどうかが争われた訴訟の上告審判決で、最高裁第3小法廷は19日、「健全な社会通念に照らし、風俗を害すべき書籍、図画に該当しない」と判断。

Photoわいせつと認定した2審東京高裁判決を破棄し、国内持ち込みを禁止した税関の処分を取り消した。国側の敗訴が確定した。
5裁判官中、那須裁判長ら4人の多数意見。

問題になった写真集は、映画配給会社アップリンクが94年に日本語版を出版したMAPPLETHORPE

アップリンクの浅井隆社長(52)が99年、米国出張に携行し、帰国時に成田空港の税関が掲載写真260点のうち、男性性器の写った20点(18種類)をわいせつと判断し、持ち込みを認めなかった。

Photo_2同小法廷は20点について「いずれも性器そのものを強調している」と指摘。一方で、
メイプルソープ氏は現代美術の第一人者として高い評価を得ており、写真集は芸術的観点から編集された
▲20点は384ページのうち19ページにすぎない
▲白黒で、性交などを直接的に表現していない-と認定した。

その上で、MAPPLETHORPEについて「全体として見る者の好色的興味に訴えるものと認めることは困難」と結論付けた。

最高裁は99年、ロバート・メイプルソープ氏の別のカタログをわいせつと判断したが、同小法廷は「本件写真集とは構成が違い、(税関の)処分時点も(92年で)異なる」と述べた。

堀籠幸男裁判官は「性器の描写に重きが置かれた写真はそれだけでわいせつ物だ。多数意見は芸術性を重く見過ぎている」との反対意見を述べた。
損害賠償請求は全裁判官一致で退けた。

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