鎌倉時代の仏師運慶の作とみられる木造大日如来坐像(個人蔵)が、ニューヨークで3月18日に開かれる競売会社クリスティーズのオークションに出品されることが12日、分かった。
落札見込み価格は150万―200万㌦/約1億6000万―2億1000万円。
木造大日如来坐像は、東京国立博物館の調査で運慶作の可能性が大きいと判断されたが、文化財指定を受けておらず、国外への持ち出しが可能な状態となっていた。
坐像は金色で、高さ約66cm。
所有者の依頼で03年、東博が像の内部をエックス線で調べたところ、五輪塔の形をした木札や水晶の玉が納められていた。〔共同〕
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運慶作の大日如来坐像仏像、三越が落札 NYで競売
コメント
tnejin95 様
正に同感です。
運慶作であってもなくても、仏像をオークションに掛けることに、とてつもなく違和感を覚えます。
投稿: 大滝三千夫 | 2008/02/13 12:15
> 管理人様
非常に残念なお話しで、まさに国家的損失に当たる一件かと思います。余計な物にお金をかけるくらいなら、こういう永遠に残していかなければならない文化財にこそ、お金をかけて欲しいものだと思います。
投稿: tnejin95 | 2008/02/13 06:56