斎藤佑樹投手が新旧フォーム披露 熱投の秘密
全国高校野球選手権大会が今夏で90回を迎えることを記念し、スポーツ障害予防をメーンテーマとしたシンポジウム熱投の秘密(日本高校野球連盟、朝日新聞社主催)が13日、NHK大阪ホールで開かれた。
斎藤佑樹ら甲子園を沸かせた主役がパネリストとして参加し、現役高校球児たちにアドバイスを送った。
第1部の基調対談では、大リーグ、ピッツバーグ・パイレーツの桑田真澄投手(39 PL学園)と、高野連副会長で大阪警察病院長の越智隆弘さん(66)が、けがをしない体作りなどについて話し合った。
桑田真澄は「勇気を持って休むことも必要。誰かのまねではなく、自分に合ったトレーニングを大切にして下さい」。
第2部のコンディショニング指導では、プロ野球ロッテの立花龍司ヘッドコンディショニングコーチ(43)が、下半身の力を指先に伝え、実技に生かすための理論などをアドバイスした。
第3部は甲子園で球史に残る延長戦を体験した野球解説者板東英二さん(67 徳島商)、横浜高の渡辺元智監督(63)、早大斎藤佑樹投手(19早稲田実)、井上明朝日記者(56 松山商)の4人による記念対談。
板東英二に高3年春から夏にかけての投球フォームの変化について聞かれた斎藤佑樹は、新旧のフォームを披露し「重心がひざではなく、お尻にかかるよう自分で工夫した」。
このシンポジウムには近畿を中心に14府県から高校球児や指導者1269人が参加し、パネリストらの話に、熱心に耳を傾けた。 【アサヒ・コム】
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