山中伸弥教授、iPS細胞研究では規制をするな
皮膚からつくる新たな万能細胞の一種人工多能性幹細胞/iPS細胞を開発した山中伸弥京都大再生医科学研究所教授が7日、文部科学省の科学技術・学術審議会専門委員会に招かれ
「iPS細胞研究では胚性幹細胞/ES細胞と違い受精卵などは不要。同等の規制をするべきではない」と、規制を最小限にするよう訴えた。
委員会はES細胞を使った研究の審査などが役割。
将来、iPS細胞研究のルールづくりを任される可能性もあるため、山中伸弥教授から意見を聴くことにした。
山中伸弥教授は「規制が必要だとすれば(人を誕生させることも可能な)精子や卵子をつくる研究だけだ」と指摘。
生殖細胞をES細胞からつくることは指針で禁止されているが、不妊治療研究への応用の期待も大きく、委員会は一部容認のため指針の改正作業を進めている。(共同通信)
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