警視庁、ふるさと牧場を捜索 出資法違反容疑
和牛のオーナーになり飼育を委託すれば高配当が得られるなどとうたい、違法な資金集めをしていた疑いが強まったとして、警視庁は20日、
出資法違反(預かり金の禁止)容疑で、有限会社ふるさと牧場(相田勇次社長)と関係先計8カ所の家宅捜索に着手した。
ふるさと牧場によると、全国約3000人から約110億円を集めたという。
同様の和牛預託商法は90年代に摘発が相次いだが、ふるさと牧場は営業を続けていた。
生活経済課の調べなどによるとふるさと牧場は、福島県などで飼育する和牛のオーナーになり飼育を委託すれば年7%前後のと元金を受け取れるとの契約を結ばせ、05年8月と12月、多摩市の大学教員の男性(68)ら2人から計320万円を違法に預かった疑い。
出資法は不特定多数からを預かることを禁じている。今年になって配当が滞り、各地の消費生活センターなどに苦情が殺到していた。
ふるさと牧場は95年にふるさと共済牧場として福島県葛尾村で設立。97年に港区芝浦2丁目に移転。00年に現在の社名になった。
警視庁は、牧場の実態がなくなったあともを集めていたとみて、詐欺容疑も視野に捜査を進める。
朝日新聞の取材に同社は11月末、「昨年秋まで福島県の直営牧場など約10カ所で計9700頭を飼育していた。昨年末ごろに現場責任者の元役員とトラブルになり、牛の飼育や出荷販売などの業務が停止した」と説明。
「係争が相次いでいるが、誠心誠意対応したい」としていた。
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