沖縄戦の集団自決記述、教科書会社 月内にも訂正申請

沖縄戦の集団自決をめぐる教科書検定問題で、検定意見に基づき記述を修正した教科書会社が２日、月内にも文部科学省に旧日本軍の関与を復活させる形で記述の「訂正申請」をする意向を固めた。

数社が執筆者との調整を始めており、文言が決まり次第、申請する。検定で修正を求められた記述を訂正申請するのは極めて異例。

渡海紀三朗文科相は申請があれば再度、教科書検定審議会に諮る考えを示しており、教科書会社の自主的な申請を基に審議し、修正の可否と文言が決まる見通し。
ただ「どこまでなら記述が許されて、どこまではいけないのか分からない」と話す編集者もおり、修正の文言をめぐっては文科省側と執筆者との間でせめぎ合いも予想される。

教科書は来年４月から使用されるため、教科書会社は「11月には印刷作業に入りたい」としている。問題とされたのは、５社の高校日本史教科書にあった７カ所の記述。 【共同通信】

沖縄戦・渡嘉敷島「集団自決」の真実―日本... 曽野 綾子

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