キトラ古墳 天文図のはぎ取り本格化へ
奈良県明日香村のキトラ古墳(7世紀末-8世紀初め)の壁画保存について検討する文化庁の調査研究委員会は27日、都内で会合を開き、石室に残る天文図のはぎ取りを本格的に進めることを決めた。
天井中央に描かれた天文図のうち、絵の下地の漆喰層が著しく劣化し、はがれ落ちる危険が高い北側部分を来年3月ごろまでにへらではぎ取る。
全体の約4分の1に当たり、漆喰が細かくひび割れているため、小片ではがすことになる。
残りの部分は、四神図「朱雀」のはぎ取りに使った特製カッターを改良した器具で、比較的大きめにはがす考え。作業する東京文化財研究所が改良を進め、技術的に可能かどうか検討する。 【共同通信】
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