文化遺産オンラインで、美術品や文化財を鑑賞
全国の美術品や文化財を調べられる文化遺産オンラインが今秋、正式公開される。文化庁と総務省が試験運営してきたウェブサイトだ。
国立美術館4館のサイト遊歩館も好評。
ネット公開は、遠方の美術館に出かけずに鑑賞できるメリットのほか、埋もれていた名品に光を当てるなどの効果も期待される。
文化遺産オンラインは、昨春から試験的に運用されてきた。現在、美術館&博物館753館が参加。収蔵作品5299点の画像8774点を鑑賞できる。
例えば江戸時代の絵師伊藤若冲を検索すると、京都国立博物館の作品と神戸市立博物館の似た画風の画像が並ぶ。
隠れた名作を所蔵する地方の美術館の情報も入手でき、
「旅行先にどんな文化財があるのか事前に調べてから現地へ行くなど、いろいろな使い方が可能」と文化庁伝統文化課。
今後はさらに未登録の美術館に参加を呼びかけ、「ソフトである文化財の画像を増やしていきたい」という。
遊歩館は、パンフレットを開くような感覚で作品を鑑賞できる。東京国立近代美術館、国立西洋美術館、京都国立近代美術館、国立国際美術館の4館の名作が、人や物語といったテーマ別に展示されている。
大きな課題は著作権。国立西洋美術館以外の3館は、没後50年たっていなく著作権が切れていない作家が多い。ネット公開を促進するため、昨年度から画像の著作権の許諾を取る作業を進めている。
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心の美術館 Vol.2 BMG JAPAN |
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