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2007/07/18

芥川賞は、アサッテの人 直木賞は、吉原手引草

第137回芥川賞・直木賞(日本文学振興会)の選考委員会が17日、築地の料亭、新喜楽で開かれた。
芥川賞は諏訪哲史さん(37)の「アサッテの人」に、直木賞は松井今朝子さん(53)「吉原手引草」に決まった。贈呈式は8月22日、丸の内の東京会館で。正賞の時計と副賞100万円が贈られる。

Akutagawanaoki諏訪哲史さんは昭和44年、名古屋市生まれ。国学院大文学部哲学科卒。会社務めをしながら執筆、「アサッテの人」で第50回群像新人文学賞を受賞。
作品はユーモアと哀感にあふれた小説だ。

作品の講評は今回から選考委員になった作家、小川洋子氏が行い、
「圧倒的な得点を獲得して、非常にすんなり決定した。言葉の無意味な響きと、おじさんの関係に集約されるユニークで独特な小説。理由や分析を求めず、おじさんの存在感が体温をもって伝わってくる」と絶賛。

松井今朝子さんは昭和28年、京都市生まれ。早稲田大大学院文学研究科演劇学修士課程修了後、松竹に入社、歌舞伎の企画、制作に携わった。

平成9年に「東洲しゃらくさし」でデビュー。同年に「仲蔵狂乱」で時代小説大賞を受賞。
「吉原手引草」は、吉原一とうたわれた舞鶴屋の花魁、葛城が突然姿を消し、番頭や太鼓持ち、幇間(ほうかん)など吉原を支える17人の証言で、失踪のなぞに迫っていくミステリー仕立ての時代小説だ。

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