横尾忠則氏 ブログから、長~いタイトル本を出版
美術家横尾忠則氏(71)が、ブログ約6年分(平成13年7月~19年5月)を一冊にまとめた。そのタイトルは‥‥
『悩みも迷いも若者の特技だと思えば気にすることないですよ。皆そうして大人になっていくわけだから。ぼくなんかも悩みと迷いの天才だったですよ。悩みも迷いもないところには進歩もないと思って好きな仕事なら何でもいい。見つけてやって下さい』
平成17年6月3日にアップされた一節。計113字。
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一柳慧作曲オペラ横尾忠則を歌う インディペンデントレーベル |
出版元の勉誠出版(東京)の岡田林太郎さんによると、この超ロングタイトルは横尾忠則氏の提案。
「国内で公刊された書籍のタイトルでは最長のようです」という。
横尾忠則氏はこれまで日記を一部書籍化しているが、ブログを本にするのは初めて。
創作や展覧会に向かう心境や、人との出会い、旅、日常生活の中で感じた喜怒哀楽を冗舌につづっている。時には夢と現実、現世と来世が入り交じったような、謎めいたコメントも。
「日記と違い、ブログは最初から他人に見せることを前提にしているので、メッセージ性の強い内容になっています。頭から読まなくても、思い思いに本を開き、あふれ出す横尾忠則さんの言葉の中から、個々に魅力的なフレーズをすくい取ってほしい」と岡田林太郎さん。
冗舌な言葉の海に投げ出され、自分だけの宝物を見いだす楽しみ。
長い長いタイトルは、ブログというメディアの特性をそのまま表しているようだ。(黒沢綾子さんの文章から)
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