飛鳥美人@高松塚古墳が描かれた西側壁、修理施設へ
奈良県明日香村高松塚古墳(8世紀初め)の石室解体で、文化庁は11日飛鳥美人の女子群像が描かれた西側壁を、修理施設に運んだ。
西側壁は10日に取り外し、壁画を上向きにして作業スペースに置かれていたが、クレーンでトラックに載せ、約20分かけ、920メートル離れた修理施設まで搬送した。
壁画保護のために二重のレーヨン紙をつけたままで、飛鳥美人はぼんやり輪郭が見える程度。付着した黒いカビや泥をブラシなどで落としたあと、作業室に入れ、本格的な修復を始める。
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高松塚古墳は守れるか―保存科学の挑戦 毛利 和雄 |
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