高崎実香さんのカルテがネット流出 医師掲示板から
奈良県の大淀町立大淀病院で出産中に意識不明になり約20の病院に受け入れを断られた後、死亡した高崎実香さん(当時32)のカルテ内容などがインターネット上に流出していることが分かった。
医師専用の掲示板に「カルテのコピーを見た」などと書き込まれた文章が、ブログなどに転載された。遺族は、個人情報保護条例や地方公務員法(守秘義務)違反などでの刑事告訴を検討している。
高崎実香さんは昨年8月、頭痛を訴え意識不明になったが、主治医はけいれんと判断。死因は脳内出血だった。
遺族によると、高崎実香さんの死亡が報道された直後から、医師免許を持つ人しか利用できない国内最大級をうたう掲示板で議論が始まった。
8月中に、ある仮名の利用者が「カルテのコピーを見ました。コピーはもう返却しました」などとして高崎さんが8月7日に入院するまでの記録や診療の詳細など、遺族も知らない内容を書き込んだ。
遺族は「女性にとって大切な情報がいとも簡単に流された。医師のカルテとしてあってはならないこと」と憤っている。
ネット上で流出情報を基に遺族らへの中傷も相次ぎ、掲示板では「医師に責任はなかった」とする意見が多いという。
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