尾崎豊が、幻冬舎設立の原点だった 見城徹氏
数多くのベストセラーを手掛けた編集者・見城徹氏(56)が幻冬舎を設立したきっかけは、ロック歌手の故尾崎豊だった。編集者は、原稿管理だけでなく、作家にアドバイスを送る重要パートナーでもある。特に見城徹氏は作家やアーティストへの食い込みが深い。
角川書店時代に尾崎豊の作家としての才能を引き出し、彼のために資金とスタッフを集め、個人事務所立ち上げに奔走した。
サラリーマンの範疇を逸脱した行為だが、自分にだけ向き合わない限り心を許さないカリスマロッカーには、全てを捧げるしかなかった。
尾崎豊の精神状態が不安定な時期だったこともあり、自殺を考えるほど追いつめられた。
それでも、のたうち回った日々が大手出版社を離れ、後に幻冬舎を設立する原点になった。
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