国立天文台が渦巻き銀河の画像データベース
国立天文台などの研究グループは1000万―8000万光年離れたところにある渦巻き銀河40個の様子をとらえた電波望遠鏡の画像データをまとめ、25日からインターネット上に公開した。
これほど大規模な銀河の画像データベースは珍しいという。
長野県の野辺山に設置した直径45メートルの世界最大のミリ波望遠鏡を使い、渦巻き銀河40個からの電波を受信した。
電波は星の材料になる一酸化炭素の分子ガスから出ており、銀河内での分子ガスの分布や動きなどを鮮明にとらえている。
光でとらえた銀河と比較することで、多様な形を持つ銀河内での星の誕生の仕組みなどを解明できるという。
銀河からの電波をとらえる研究はこれまでもあったが、一度に電波を受信できる領域が狭く一つの銀河をとらえるのに約5年かかっていた。
研究グループは同時に25カ所からの電波を受信できる機器を開発、短期間で多くの銀河データを集めた。
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